成功に向けたテスト： Moloco SDKを使用して新たな収益ストリームを開拓したPolaris Office

Polaris Officeについて

Polaris Officeは、好きなときにどこからでも文書、スプレッドシート、プレゼンテーションを編集・保存できるモバイルアプリです。60社を超えるグローバル企業顧客と1億3,000万人のクラウドサブスクライバーを有するPolaris Officeは、業界をリードする企業向け生産性向上ツールを提供しています。

チャレンジ：収益を拡大するために収益化をスケールアップする 

職場の生産性向上ツールを提供するPolaris Officeは、MicrosoftやGoogleとユーザーの獲得を競うという困難な課題を抱えています。そのような中、韓国に拠点を持つPolaris Officeは成長を続け、モバイルアプリのサービスを無料で提供することで、同社は60社以上のグローバル企業顧客と1億3,000万人のクラウドサブスクライバーの獲得に成功しています。

アプリの無料提供を維持する上での課題は、別の収益ストリームを見つけることです。同社はアプリ内広告の利用を決定し、Molocoと提携して収益拡大を図りました。当初、Polaris OfficeはMolocoのウォーターフォールSDKを使用して大きな成功を収めており、同社においてMolocoは最もパフォーマンスの高いパートナーのひとつとして位置づけられていました。一方、アプリのユーザープールが拡大する中、Polaris Officeのチームはサブスクリプションなど、ユーザープールを収益化する別の方法を模索し始めました。そこで、すでにパートナーシップが成功していたMolocoのアプリ内入札SDKをテストすることにしました。

「メディエーションプラットフォームがウォーターフォールからアプリ内入札に移行しつつある傾向を私たちは見てきました。デマンドサイドでのMolocoの優れた実績を知っており、同社のウォーターフォールSDKで継続的に成功を収めていたことから、アプリ内入札をテストする貴重な機会があると私たちは考えました」と、Polaris Officeの収益化部門でシニアマネージャーを務めるAndy Yousung Kim氏はコメントしています。

ソリューション：Molocoのアプリ内SDKと13種類の広告ネットワークを比較‍

このSDKの価値を実証するため、Polaris Officeは2週間にわたるA/Bテストを実施しました。トラフィックを分割し、半分を対照群に、残りの半分をMolocoに割り当てることにしました。

13の異なる広告ネットワークを使用しましたが、Molocoの結果は際立っていました。

• AndroidでARPDAUが15%以上向上
• iOSでARPDAUが10%以上向上
• 平均eCPMでMoloco SDKは広告ネットワークのトップ3

「ウォーターフォールSDKによってMolocoは私たちの広告ネットワークの中でトップパートナーの地位を確立していました。そのため、アプリ内入札に移行した際、同じレベルまたはそれ以上の収益化を生み出せると期待していましたが、当初の結果は私たちの予想を超えるものでした」（Andy Yousung Kim氏）

結果：iOSとGoogle Playの両方でARPDAUが2桁増加‍

このような成功を受け、Polaris OfficeはすべてのトラフィックとクリエイティブフォーマットでMolocoのSDKを全面的に採用しました。また、この統合によってワークフローも効率化されました。他の広告ネットワークパートナーがトラフィックをサードパーティにリセールしていたため、Polaris Officeは常にapp-ads.txtファイルをモニタリングし、更新する必要がありました*。一方、ダイレクトデマンドのみを扱うMolocoではこの追加ステップが不要でした。

Polaris OfficeはMolocoについて、パフォーマンスの向上に加え、統合と実装のしやすさも称賛しています。Molocoの分かりやすい統合ガイドを参考に、同社は他の収益パートナーと一緒にMolocoのアプリ内入札をシームレスに組み込むことができました。

「Molocoとのパートナーシップは成長し続けています。ウォーターフォールで得た成功をMolocoのアプリ内入札SDKで引き継ぐことができただけでなく、社内のリソースコストを削減できた点でも非常に満足しています」と、Kim氏は語っています。

*App-ads.txtは、アプリ開発者が認可されたデジタル広告販売業者であることを公的に宣言するために使用するファイルであり、モバイルアプリにおける不正または詐欺的な広告トラフィックを防ぐのに役立ちます。