June 21, 2024
111Percentについて
111Percentは韓国のゲーム会社です。独自性の高い同社のゲームはユーザーからの支持も熱く、「ランダムダイス」「ランダムダイス:GO」「ロール:ダイスヒーローズ」をはじめとする多様なモバイルゲームの提供を通じて世界中のユーザーを楽しませています。
チャレンジ
111Percentは、自社ゲームの「ランダムダイス:ディフェンス」において、価値の高いユーザーを低コストで獲得することで、広告費用対効果(ROAS)を向上させたいと考えていました。カジュアルゲームに比べ、レベルアップにより多くの時間と労力がかかるという同ゲームの性質上、ROASを高めるにはユーザーを獲得し、高いリテンションを維持する必要がありました。
4年間にわたる長期的なマーケティング活動によって、すでに膨大なユーザーベースを抱えていたものの、新規ユーザーが減少し、高いコンバージョン率とリテンション率を維持できる高価値のユーザーを確保することが困難になっていました。ROASの効率を高めるため、111Percentは新しいユーザー獲得(UA)戦略を必要としました。
ソリューション
111Percentは、新たなUA戦略に着手する前に「ランダムダイス:ディフェンス」を使用している価値の高いユーザーの特性を把握するため、社内でデータ分析を行いました。その際、アプリインストール後すぐに購入する可能性の高いユーザーは、長期的なリテンションと収益の向上に大きく貢献するという仮説を立てました。そこでこの仮説を検証するため、111PercentはMolocoと提携し、高度な機械学習機能を活用してカスタマイズされたUA戦略を開発しました。
MolocoはD1アクションモデルが111Percentの社内分析に沿った最適なソリューションであることを特定しました。MolocoのD1アクションモデルは、インストール後の学習サイクルを短縮し、1日以内に発生するアクションに焦点を当てます。D1モデルは111Percentのファーストパーティデータを活用し、インストール後1日以内のユーザーアクションを学習してアプリインストール直後に購入の可能性が高い高価値のユーザーを特定しました。さらに111PercentはMolocoとA/Bテストを実施し、Molocoのトラフィックコントロール機能を利用してD1アクションモデルの効果を確認しました。
結果
A/Bテストの結果、D1アクションモデルのキャンペーンでROASの向上と顧客獲得単価(CPA)の低下が見られ、111Percentの仮説の妥当性が確認されて価値の高い新規ユーザーに効果的にリーチして獲得できるようになりました。111PercentはMolocoとのコラボレーションを通じてUA戦略を改善し、「ランダムダイス:ディフェンス」の長期的なリテンションを高め、収益成長を維持することができました。
- D1アクションモデルでROAS効率が2.5倍向上
- D1アクションモデルでインストール単価(CPI)が30%減少
- D1のROAS目標を7%超過
「D1 ROASモデルを通じて、購買力のある価値の高いユーザーを獲得し、ROASキャンペーンの効率を最大化することができました。特に、キャンペーンの詳細なデータが透明性をもって提供されることで、他のプラットフォームに比べて、当社のマーケティング・パフォーマンスに大きな自信を持てるようになりました。キャンペーンをさまざまな角度から分析できることは、インサイトを得る上で大きなメリットをもたらしました。さらに、Molocoの専門家チームによる積極的なサポートのおかげで、キャンペーンを簡単に設定し、パフォーマンスをモニタリングすることができました」 - Seungwoo Yang氏(111Percent、UAチームリーダー)
会社名
111Percent
本拠地
Korea
インダストリー
Gaming
プロダクト
Moloco Ads