September 16, 2024
comicoについて
comicoは、スマートフォンに最適化されたマンガアプリで、多彩なジャンルのオリジナルマンガや人気作品を配信しています。アプリは基本無料で利用でき、縦スクロールとフルカラー表示に対応しているのが特徴です。
2013年にサービスを開始し、現在では日本国内で累計2,300万ダウンロードを突破しています。
また英語圏向けにはPOCKET COMICSを提供しています。
課題: 広告収益の向上のために追加するネットワーク探し
ユーザー基盤が拡大する中、comicoは広告収益化戦略の最適化を目指していました。アプリ内広告が主な収益源の1つだったためです。comicoは、広告枠の中での競争を高め収益を向上させるために、追加のデマンドソースが必要であると認識していました。
comicoは、アプリ内広告を管理するためにAppLovinのMAXメディエーションを使用していました。ここに新たなデマンドソースを追加し、広告ネットワーク間の競争を高めて、高価値の広告枠にプレミアム料金を支払う広告主を引き寄せることで、より高い収益を上げたいと考えていました。
これを実現するため、comicoはMolocoに注目しました。Molocoは、190カ国以上にわたる広告主のグローバルネットワークに直接アクセスし、67億台以上の端末にリーチできるという強みを持っていたからです。
Moloco SDKがMAXの認定ビディングパートナーとなった際、comicoはすぐにこの新しいオプションをテストし、アドネットワーク間の競争の促進と収益の向上を目指しました。
解決策: デマンドの増加と競争の加速を狙った、Moloco SDKの活用
comicoは、Moloco SDKが広告収益化を改善できるかを評価するため、iOSとAndroidの両方でA/Bテストを実施。トラフィックの50%をMoloco SDK経由で配信し、残りの50%は従来の方法で配信することで、Molocoの高度な機械学習機能を搭載したSDKを使用した場合・使用しない場合のパフォーマンスを明確に比較できるようにしました。
Moloco SDKは機械学習アルゴリズムを活用し、各インプレッションの価値を評価・ターゲティング。comicoの広告枠を、その価値を理解する高品質な広告主と結びつけました。その結果、広告主同士の競争が激化し、広告枠の価格が上昇。comicoにとっては他の広告ネットワークでは得られなかった追加の買い付けを得られました。
また、Molocoのグローバルなリーチにより、comicoは世界中からの幅広く多様な広告主層にアクセスでき、広告枠の競争環境が強化されました。この機械学習と広範なグローバルリーチの組み合わせが、収益化向上の鍵となりました。
結果: ARPDAUが24%増加し、100%のトラフィックをMoloco SDKに開放
A/Bテストはcomicoにとって即座に、そして目覚ましい成果をもたらしました。わずか1週間で、iOSおよびAndroidの両方で大幅な収益性の向上が見られました。
- iOS: eCPMが11%、ARPDAUが24%増加
- Android: eCPMが4%、ARPDAUが22%増加
(1週間の平均)
「Moloco SDKを実装することで、競争力が大幅に向上し、収益も増加しました。A/Bテストの結果、eCPMとARPDAUの両方で顕著な改善が見られたため、速やかにすべてのトラフィックをMoloco SDKに移行しました。」[Platform事業部 杉澤 暢茂]
これらの結果により、Moloco SDKが広告枠の競争を高め、プレミアム広告主を引き寄せ、収益の大幅な成長をもたらすことが証明されました。パフォーマンスの一貫性と安定性に後押しされ、comicoは自信を持ってトラフィックの100%をMoloco SDKに移行。今後も広告収益を最適化し、長期的な成長を促進できると確信ています。
会社名
comico
本拠地
Tokyo, JP
インダストリー
Entertainment Providers
プロダクト
Moloco SDK